兵器外観  
名称 九二式歩兵砲
92式歩兵砲
[Type92 70mm Infantry Gun]
 
型式  
製造国 日本  
製造メーカー  
配備国 日本  
製造初年 1932年(昭和7年)制式化  
口径 70mm [mm]
口径比  
砲身長 790mm [m]
全長 [m]
全高 [m]
全幅 [m]
全備重量 204 [kg]
腔綫 有り  
砲身材質  
砲身命数 [発]
閉鎖機 螺式  
平衡機  
駐退複座機 バネ水圧式  
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具  
上下射角 -8~+70 [deg]
水平射角 左右各20 [deg]
最大射程 2800 [m]
装薬  
公算誤差  
砲口初速 197 [m/sec]
発射速度 [発/min]
砲弾 ・榴弾(弾丸質量:3.8kg、威力半径:22m、半固定弾=金属薬莢に装薬一号~四号を選択挿入し、弾丸と嵌合一体化して装填・射撃する)  
操作人員 [人]
布設所要時間 [min]
説明 各歩兵大隊に二門ずつ配備された(重機関銃中隊の歩兵砲小隊)。制式化は、1932年(昭和7年)である。牽引または分解して駄載された(人力で輸送することもあった)。  
参考文献 ・「大砲入門」 佐川二郎 光人社NF文庫
・「日本陸軍歩兵兵器」 兵頭二十八 銀河出版
備考 写真は、ファイア様提供。ジョグジャカルタ軍事博物館にて撮影。
作成 2004/06/05
更新

 

写真(写真をクリックすると大きな写真が見られます)

九二式歩兵砲


九二式歩兵砲 平成16年5月7日
フィリピン共和国ルソン島・バターン半島サマット山頂

九二式歩兵砲

大正11年に制定された平射砲と曲射砲を一つの砲にできないものかということで、昭和6年から研究開発され、昭和7年に制式化された歩兵と共に行動できる軽火砲です。
車軸をクランクとして上下することで平射も曲射もできる砲でした。
運搬は前輪を付けて馬1頭で曳きますが、歩兵部隊の行動に追随するために砲身や砲架、車輪等を分解して人力で搬送することも出来ました。
通常、歩兵大隊に1~2門づつ装備されたので『大隊砲』とも呼ばれました。
丸い穴が開いてる鋼板製の車輪はのちに軽量な木製の車輪に変更されました。

データ

口径:70ミリ
発射速度:10発/分
初速:197m/秒
最大射程:2,800m